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「春祭り」感動の涙で終演いたしました!

公演レポート

桜が満開になるころ、桜に想いを馳せるように大切な家族や友だちに、想いを馳せる時間を共有したいと思って企画したイベント「春祭り」
語ったあとのお客様の涙と笑顔をみて、開催して本当によかったな~~!!と思いました(涙)

名前は産まれて初めての最高のプレゼント


角田光代さんの「名前」は、小河知夏劇場でも超人気作品で、自分が「愛され」育ててもらったこと、そして、自分が「ママ」になった時の喜びを鮮明に思い出せる作品です。
家族の関係は日々変わっていきますね。子どもが赤ちゃんから小学生、中学生と成長していくと、自分が妊婦の時、出産した時の驚きや感動が日々の暮らしの中で上書き保存されて忘れていきます。(ドタバタすぎて。笑)
前に語り劇で「名前」を聴いたときには、主人公と同じような時期だったお客さま。子どもがやんちゃに成長して聴いた今では、また感じ方が違ったとおっしゃっていました。名作というものは、一度ストーリーを知ったらお終いではなく、年を重ねるごとに新たな気づきや想いを感じられ、何度も何度も聴いても心が揺さぶられます・・
そして、子どもが小さいときは元気だった両親も、子どもが成長するごとに体調を崩したり、手術したり、入院したりといつお別れがくるかもしれないと思うようになる時がくる・・
「名前」の作品の語り劇を通して、産んで育ててくれた母への想い・・我が子への想い・・・そんな気持ちが入交じり涙がこみあげてきます・・
名前の語り劇のあとは、「命名書画家」近藤麻美さんに今までの作られた作品をご紹介していただきながら、名前の由来をご紹介していただき、「名前」は生まれて初めてもらう最高のプレゼントなのだと、改めて感じた時間でした。そして、お客様のなかで自分の名前の由来をよく知らないという方もいらっしゃいました。子どもの頃に聴いたことがあったけれど、よく分からない・・みたいな。笑
この機会に両親に聴いてみる!と感じてくださったことも嬉しかったです。語り劇をきっかけに親子でまた素敵な時間を過ごしていただきたいです。

オンラインで想いが通じ合う

犬丸りんさんの「恋しき人の顔は見えねど」は今から20年前。電車男が流行っていた時代の作品。あの頃は、チャットで人と人とが出会うこのがまた新しい時代でした。あれから20年。オンラインで人と人とが国境も超えて顔を見ながら話せるようになるなんて。笑
リアルでは会ったことがないけれど、仲良くなったり、勇気づけられたり、想いが通じ合ったり・・
そんな体験を皆がした2020年。オンラインで公演で語れて本当によかったです!「恋しき人の顔は見えねど」最後は、涙しながら笑顔で終われる作品です・・
癒写~isya~のwakaさんは病院で過ごすことが多い子どもたちのために写真を撮っているフォトグラファーです。今回4枚の写真をみんなで鑑賞させていただきましたが、光が差し、空に向かって花開く写真、足元に落ちている花びら、お花の先にある木々に焦点をあてている写真・・その一つ一つにwakaさんの子ども達へのメッセージが込められていて、心が癒されました。

そして、ショートショートの神様、星新一さんの「ボッコちゃん」今から60年前に書かれたとは思えないほど、今のこのAI時代を予言しているような作品。すごいですね~!
絶世の美女のロボットに想いを馳せる・・その女のロボットは、どんな人を思い浮かべますか?とお客さまにお聞きしたら「ガッキー」「タカラジェンヌ」など、人によって全然違う。笑 語り劇の面白さですね♪同じ作品を聴いても、脳裏に描く映像は、1人1人みんな違うのです!


本を読むだけではここまで感情が込み上げては来ません・・自分の人生と重ね合わせて感じることができるのは、きっと語り劇を観ているとき、その世界を『生きている』からです。語り劇は作家さんが文字にする前に想像した世界を『立体的』に見せ演じています。お客様が心の目でその世界を”体感”するからこそ、心を揺さぶられるのです。次回3/24(水)20時~22時開演です!ぜひ、あなたもお家の特等席から体感してみてください!





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