文豪の街、谷根千
「谷根千」は谷中、根津、千駄木あたりのエリアのことをいいます。このあたりは昔の長屋をイノベーションしてお店にしたり、根津神社や谷中霊園、東京藝大も近くにあり、ギャラリーも多く、何とも魅力的な街なのです。そして昔ながらの街並みを残そうという取り組みもあり、有名な散策の街でもあります。日本人の暮らしが体験できると外国人の観光地としても有名です。
そして、谷根千といえば「猫」でしょう!猫グッズや猫のお菓子が食べられるお店がたくさんあります!もう、猫好きにはたまらない街です。野良猫ちゃんは昔ほどいないみたいですが。笑
そして、谷根千といえば文豪の街!森鴎外、夏目漱石、江戸川乱歩など、この地に住んでいました。根津神社には、森鴎外が寄贈した水飲み場や、夏目漱石夫妻が腰かけていた石が今も残っています。江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」は千駄木駅の近く「団子坂」が舞台となっています。(昨年、9月の初旬には「喫茶乱歩」で語らせていただきました)
夏目漱石が「 吾輩は猫である 」を書いた千駄木
団子坂を上った先に、夏目漱石が昔住んでいた跡地があります。ここであのデビュー作「吾輩は猫である」を書きました。親友の正岡子規の家(子規庵)も歩いてほど近く、森鴎外先生のお家も近くでした。
今回の会場「猫衛門」は夏目漱石と正岡子規の家のちょうど真ん中のあたり、さんさき坂にある可愛いカフェです☆器も猫のイラスト、お菓子も猫のニクキュウや、猫の顔の形のものや。そこにいるだけで癒されます。語り劇のあとは、お天気にもよりますが谷中散策もご一緒できたらな~とひそかに思っています。