clubhouseは音声で語り合うので、声がその人の印象が決まります!面白いですよね~!なので、話し方の特徴やテンション、活舌でその方のイメージがつきます。私は元々声優なので「この人の声って素敵だな~♪」と声の特徴に耳がいきます。リアルで会う人は、今顔は笑ってるけど、心の中では笑ってないな~なんてことも声から気づいたりします。
今はマスクの時代なので、今までより大きく表現しないと相手に伝わりづらくなりました!そんな中、小河知夏劇場ではclubhouseで楽しく台詞を言ってみよう!という企画をしようと思います(笑)ぜひお気軽にご参加ください!そう、まるで部活みたいに☆楽しく台詞で練習しているうちに、表現力や音量、活舌が今よりも向上したら一石二鳥ですね^^
今回のお題はこちら!「カチカチ山」です!①語り②タヌキ③おじいさん④おばあさん⑤うさぎ
参加した方でキャラクターを振り分けます。きっと、参加する方でキャラクターが大きく変わると思うので楽しみです^^
【カチカチ山】
むかしむかし、おじいさんの家の裏山に、一匹のタヌキが住んでいました。
タヌキは悪いタヌキで、おじいさんが畑で働いていますと、
「やーい、ヨボヨボじじい。ヨボヨボじじい」
と、悪口を言って、夜になるとおじいさんの畑からイモを盗んでいくのです。
おじいさんはタヌキのいたずらにがまん出来なくなり、畑にワナをしかけてタヌキを捕まえました。
そしてタヌキを家の天井につるすと、
「ばあさんや、こいつは性悪ダヌキだから、決してなわをほどいてはいけないよ」
と、言って、 そのまま畑仕事に出かけたのです。
おじいさんがいなくなると、タヌキは人の良いおばあさんに言いました。
「おばあさん、わたしは反省しています。もう悪い事はしません。
つぐないに、おばあさんの肩をもんであげましょう」
「そんな事を言って、逃げるつもりなんだろう?」
「いえいえ。では、タヌキ秘伝(ひでん)のまんじゅうを作ってあげましょう」
「秘伝のまんじゅう?」
「はい。とってもおいしいですし、一口食べれば十年は長生き出来るのです。きっと、おじいさんが喜びますよ。
もちろん作りおわったら、また天井につるしてもかまいません」
「そうかい。おじいさんが長生き出来るのかい」
おばあさんはタヌキに言われるまま、しばっていたなわをほどいてしまいました。
そのとたん、タヌキはおばあさんにおそいかかって、そばにあった棒(ぼう)でおばあさんを殴り殺したのです。
「ははーん、バカなババアめ。タヌキを信じるなんて」
タヌキはそう言って、裏山に逃げて行きました。
しばらくして帰ってきたおじいさんは、倒れているおばあさんを見てビックリ。
「ばあさん! ばあさん! ・・・ああっ、なんて事だ」
おじいさんがオイオイと泣いていますと、心やさしいウサギがやって来ました。
「おじいさん、どうしたのです?」
「タヌキが、タヌキのやつが、ばあさんをこんなにして、逃げてしまったんだ」
「ああ、あの悪いタヌキですね。おじいさん、わたしがおばあさんのかたきをとってあげます」
ウサギはタヌキをやっつける方法を考えると、タヌキをしばかりに誘いました。