昔こどもだった あなたへ
公演が終わった後。こんなにも幸福感に包まれた作品は初めてでした。
ふわっと空に浮いているみたいな。そう、きっと心の奥に眠っていた私の小さな王子さまが扉を開けて出てきたみたい。
それは、昔 子どもだった頃のわたし。入道雲の中にはきっとラピュタがあると心から思っていたころ。夜眠るときには大事にしていたぬいぐるみと一緒に布団に入って眠っていて眠っていたころ。そんな頃のわたしに出逢えた・・
いつの間にか、わたしも大人になり子どもの頃に不思議に思っていた大人の考えや行動をしていると気がついた・・
子ども心は持ち続けていると思っていたけれど、それでも、王子さまを演じることが一番難しかったのは、きっと、大人の考えになっていたからにちがいない。
この作品は、サン=テグジュペリが親友のレオン・ウェルトに捧げた作品ですが、ちょうどその頃は第二次世界大戦が勃発していた時。親友の身を案じながら、そして自分自身もいつ命を落とすか分からい・・そんなときに書いた作品です。
あなたが、サン=テグジュペリだったら、何を親友に伝えたいですか。
星の王子さまが星に帰るときに私に伝えたかったこと。それは、とてもやさしく、とても力強いメッセージ。
きっと誰もが生きているうちに最愛の人の死を経験する・・その時に、王子さまが伝えた言葉をどうか思い出してほしい。
大切なことは目に見えない 心の目でみなくちゃ
あなたは、子どもだったあの頃のように 心の目で世の中を見れていますか。大切なものどこに隠れていますか。
今年はコロナで世の中ががらりと変化しました。
そんな中で、とてもとても大変なときだからこそ 見えたこともあると思います。
今まで何も疑問に思わずアクセク猛スピードで動いていたこと。自分の居場所が気に入らずいつも外に目を向けていたこと。物はただの「もの」としかみれなくなってしまっていたこと。自分のことを振り返る時間すらなかったこと。こなすことで必死で自分にとって大切なことは何かちゃんと考えていなかったこと。
『大切なことは目に見えない。心の目でみなくちゃ』この言葉が心の中にストンと落ちたとき、きっと世界は今までよりもっともっとキラキラ輝いて見えるようになる。そして、大切なことは 一緒にいた「時間」そのために費やした「時間」その中で育まれるということ。世界でたった1つのもになる
大好評につき再演決定!!11月20日(金)よる8時開演!
名前は知ってたけど読んだことがなかった方!昔 読んだけれど最近読んでいなかった方!大ファンでどんな風に表現するのか観てみたい方!この作品は観る回を重ねるごとに深みが増す作品です!是非、ご覧ください!詳細、お申込みはこちらからです↓
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