安徳天皇を祀る神社 『 赤間神宮 』で 耳なし芳一 を語る!
赤間神宮(あかまじんぐう)は、山口県下関市にある神社で、源氏と平家の長い最期の戦い、壇ノ浦の戦いにおいて三種の神器と一緒に幼くして入水した安徳天皇を祀っています。
寿永4年(1185年)3月、平家は滅亡の時を迎えます。
安徳天皇は母が平清盛の娘・徳子(建礼門院)であったため、源平合戦で平氏が源氏に敗戦を重ねると、平家一門と一緒に都落ちすることになります。
下関の壇ノ浦の戦いで初めは優勢であった平氏も、潮の流れが変わると次第に劣勢になり、敗北が決定的となると、安徳天皇の祖母である二位尼(平清盛の妻)が、安徳天皇を抱きかかえ入水。わずか8歳で生涯を終えます。
建久2年(1191年)、壇ノ浦を望むこの地に、時の後鳥羽天皇の命により御影堂が建立されます。当初は阿弥陀寺と称し、安徳天皇の霊を慰めるお寺でした。赤間神宮の階段は、海へと繋がっています。ここにも深い安徳天皇への想いを感じました。
平家一門を祀る七森塚があることでも有名で、前身の阿弥陀寺は、あのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)『耳なし芳一』の舞台なのです。
「 耳なし芳一 」パトリック・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)
パトリック・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、1850年6月27日にギリシャ西部のレフカダ島で生まれました。父チャールズはアイルランド出身の軍医で、アイルランドは当時まだ独立国ではなかったので、ハーンはイギリス国籍を保有していました。
ニューオーリンズ時代に万博で出会った日本文化、ニューヨークで読んだ英訳『古事記』などの影響で来日を決意し、1890年4月に日本に渡ります。
同年8月には松江にある島根県尋常中学校に赴任し英語教師に。1896年9月から帝国大学文科大学講師として英文学を講じます。1903年には帝大を解雇され、後任を夏目漱石に譲ります。
小河知夏劇場でもおなじみの「吾輩は猫である」ハーン後任の夏目漱石の授業は面白くないと生徒たちから大不評。しかも失跡した生徒が自殺して夏目漱石の精神はぼろぼろ。そんな時に書いた初めての小説が「吾輩は猫である」だったんですね~。ハーンと夏目漱石にはそんな繋がりがあったなんて面白いですよね。
文学ライブ「語り劇」ってなに?「吾輩は猫である」をライブで!?
小河知夏劇場は、夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、宮沢賢治など。洋物ですと星の王子さま、賢者の贈り物などの文学LIVE「語り劇」を、浅草、谷根千、鎌倉、横浜、川口、群馬と様々な場所で開催しております。
小河知夏劇場の語り劇は、読み聞かせや朗読とは全く違います。元声優の小河知夏がキャラクターを一人で演じ分け、元ラジオ制作者の富田剛史が小説家が文章として原稿用紙に落とす前に、脳裏に主人公たちが動き回っていた世界を想像して脚色~演出して語る新しいエンタメです。
ラジオドラマ × アニメ × 落語・講談などの
日本の語り芸 × 純文学
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文学ライブ「語り劇」
「語り劇」だからこそ表現できる世界があります。「耳なし芳一」もその一作。
実写でやったら、とてもグロイ映像で見るに堪えない悲惨な映像になってしまいますが、みんなが自分の「耳なし芳一」を想像しながら、完全映像ができあがる・・・。だからこそ、昔から怪談話は「語り」で聴くのが面白いのです。
映画のような、舞台のような、だけどやっぱり、一気に本をバーッと読んだ感じ。文字を読んだだけでは気が付かなかった世界観や、どんな時代に書かれた作品なのか。書かれた時代にタイムトリップしてから物語の想像旅行にでかけます。
琵琶奏者 髙木 青鳳 さん
髙木 青鳳 さんとの出会いは、小河知夏劇場のプロデュース脚色・演出を手掛ける富田剛史さんの別のプロジェクト「関門時間旅行」が上演している平家物語の舞台『波の下の都(作・演出:富田剛史)』での演奏を聴いたのがきっかけ。「いつか一緒に何かできたなら!」そんな願いが実現いたします!
髙木 青鳳さんは、「日本琵琶楽コンクール」にて第1位入賞。あわせて、文部科学大臣賞・日本放送協会会長賞・日本琵琶楽協会会長賞、辻靖剛賞・鶴田錦史賞・石田琵琶店賞を同時受賞と実力琵琶奏者です!2020年、嶺青流筑前琵琶「おおとり座」創設。ぜひ、二人のコラボをお楽しみください!!
「 耳なし芳一 」パトリック・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)お申込みはこちらから
2023年7月16日(日)13時30~16時30(受付開始は13時)
会場:赤間神宮
山口市下関市阿弥陀寺町4-1
木戸銭:3000円(赤間神宮 御朱印付き) 当日3500円(前売り完売の場合は販売はございません)
オンライン:2000円(この日の舞台録画をオンラインでご覧いただけます※公演翌日から2週間)
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予約カレンダー
耳なし芳一(会場観覧) | 耳なし芳一(オンライン) | |||
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13:30 | 注記 | 13:30 | 注記 |
お問い合わせ 080-4719-8960
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